鬼怒川に沿って、勾配はなだらかな遊歩道です。森林浴しながら気持ち良く歩けます。
山の斜面から鬼怒川へ湧水が流れ込む部分では、遊歩道がコンクリで固められています。
遊歩道がえぐられない工夫で、なるほどなと思います。
急に開けた場所に出ると、そこは八丁湯です。林道だと最初の宿は加仁湯です。
日本秘湯を守る会の宿です。
女夫淵の駐車場から歩くこと60分(早足、途中でおにぎりを食べ歩きながら休憩)、
最初の建物の八丁湯が姿を現します。
アイドル犬の「ちび」ちゃんが、暑くて参っていました(2009年3月に亡くなりました)。
露天風呂はアブの攻撃に参りました。
なお、日帰り入浴は2025年2月をもって終了しました。
<内湯>
男性内湯が、一番古い湯舟です。昔は男女共用だったため、湯舟は2つに区切られています。
それぞれの湯舟に源泉投入。分析書は7号源泉です。
白熱電球もどきの蛍光灯に照らされています。洗面器置きも味があります。
雰囲気を大事にしていることが伝わってきます。
<露天風呂>
◇雪見の湯(混浴)
脱衣所出てすぐの露天風呂です。4号源泉。
◇滝見の湯(混浴)
雪見の湯の下にある露天風呂です。4号源泉。
◇石楠花の湯(混浴) 1号源泉。
滝の真横に岩壁にへばりつくように存在する小さめの露天風呂です。
鮮度が一番良いです。ここで滝や滝見の湯を眺めながらゆっくりしました。
横を落ちる滝は「滝湯」で、ここからは9号源泉が湧出している(HP)
八丁湯の由来が8本の源泉なんで、これを含めると九丁湯です。
◇温泉プール
受付で「露天風呂は3つ」と聞いていたので、ここは露天風呂ではないのでしょう。
手すりがあり、最初は池かと思ったのですが、岩肌から源泉をドバドバ投入(源泉が3箇所ある)。パイプからも注湯。
浮き輪が浮いていたので、温泉プールと判断しました。湯温は適温です。
後から来た方は、迷わず真っ先に、ここに入っておられました。
こいしや食品が平家納豆を売っていますが、
こいしや食品の小池久男元社長は、加仁湯の社長だった人の息子だよと元社長の知人から聞きました。
加仁湯でも、平家納豆を売っている由縁も、長久温泉(閉館)の由来も、合点がいきました。
なお、立ち寄り湯の営業は終了しています。
現在は、送迎付き日帰りプラン(昼食なし3500円・昼食付4500円)の設定となっています。
<加仁湯の由来>
石碑「加仁湯の由来」が加仁湯の玄関横にあります。初代会長が小松長久とあるので、
姉妹店の日帰り施設の長久温泉(閉館)の由来は、初代会長のお名前からなのでしょう。
(碑文)
「加仁湯の由来
文政年間の頃から沢蟹が無数に生息しているところから豊富な温泉が湧出しているので村人は蟹湯と名付け湯治をしていたと云う。偶明治三十五年末未曾有の台風に遭遇し土石流により、埋没され昭和二年のある日小松峰吉老人(初代長久の祖父)が白い湯花が附着しているのを見て此処を蟹湯だと天に祈り乍ら発掘し温泉源につきあたったと云う。
昭和九年(長久の母)小松タケが当時人跡未踏の地に木造二階建(現在の紀念館)を建築し加仁湯の基盤を作った その功績は偉大であり永遠に伝えたい
昭和十年長久は蟹湯の湯守として栗山村川俣二二二番地より分家戸主となるも陸軍軍人とりして奉職し十六年間無人小屋となる その間山岳愛好者達により留守が護られ管理利用されておりその素晴らしい行為に感激した長久は昭和二十五年五月山岳愛好者から「仁」即ち人の道を加えられたことから「加仁湯」と改名し妻喜久代とともに再建に乗り出した。従って加仁湯は未来永劫にわたり人の道を遵守し常tに感謝と奉仕の精神を忘るることなくお客様は株主さんであるに徹し連帯感溢るる環境づくりに専念し繁栄を期する。
平成六甲戌歳三月
初代会長小松長久謹書 七十八才
二代社長小松正義建之」
鬼怒川上流から順に風呂について記載していきます。
黄金の湯、崖の湯、たけの湯、奥鬼怒4号、岩の湯の5源泉。浴槽ではそれぞれ湯の濁り方が違いました。
◇第一露天風呂(女性専用)
宿で一番上流にある第一露天風呂(女性専用)です。
左の赤い暖簾が第一露天、右手の男女暖簾は第三露天です。
◇第三露天風呂(混浴)
湯底に数カ所湯口がある湯舟で、左側が熱め、右側がぬるめ。しっかり白濁しています。
寝湯(らしい)用の木のくりぬきが湯舟内にあります。
◇貸切露天風呂 創穹(宿泊者のみ)
◇舟の風呂
お湯張られていませんでした。
◇ロマンの湯
「ロマンの湯」から「利き湯 ロマンの湯」に改修されています。
5本の自家源泉が小さな湯舟に入れられています。
脱衣所は男女に分かれていますが、混浴露天風呂です。
改修前の入浴ですが、湯舟小さいから激熱です。
近くにあったホースで加水しましたが、それでも浴感充分でした。
◇第二露天風呂(混浴)
湯口は湯花で真っ白ですが、白濁度少なくほぼ透明です。
◇はらはら風呂
1人分の切り株の風呂。無理して2人はいると腹と腹がついてはらはらとか。
湯は無色透明で硫黄臭まったくなし、ここだけ他の風呂と違います。たけの湯源泉でしょう。
源泉は現在は「利き湯 ロマンの湯」の桶風呂に吸収されていて、
はらはら風呂に代わり、「カモシカの湯」が整備されています。
◇温泉プール&露天風呂
湯口側に露天風呂、そのオーバーフロー部が温泉プールです。
温泉プールの真横に内湯があります。
改修されて、現在はプールらしくなっています。
◇内湯(公達の湯)
内湯は「公達の湯」(男)「姫の湯」(女)と男女別です。
脱衣所から内風呂に行くまで、ドアを2つ開けます。硫黄の腐食対策でしょう。
利用源泉は「ガケの湯」となっています。かけ流しです。
気のせいか露天風呂の湯とは違って濃厚なような。熱めです。
内湯の外には、ちょうど温泉プールが目の前に広がります。
夏合宿中の春日野部屋のお弟子さんが3名ほど入浴中でした。
内湯のオーバーフローを確認しました。
◇足湯
八丁湯から歩いていくと最初に目につくのが足湯です。
◇玉子湯
足湯の横に温泉たまご用の玉子湯があります。
加仁湯の升が置いてありましたが飲泉許可書は見あたりません。
◇春日野部屋合宿所
春日野部屋の夏合宿中でした。
足湯の手前の小屋が春日野部屋の合宿所になってました。
鬼怒川の温泉では、最奥が日光沢温泉です。
想像よりも大きなレトロな山小屋です。
◇露天風呂(上段)
無色透明のお湯ですが、鉄分含んでいる印象です。排湯部分は茶色に変色しています。
下段の硫黄臭の露天風呂とは異なった泉質です。
ぬるめでゆっくりできそうですが、あぶの攻撃に、ゆっくりできません。
◇露天風呂(下段)
源泉はパイプ2本からの投入です。
金網で覆われた湯だめからパイプで浴槽に源泉投入しています。
その横からさらに別系統でパイプから源泉投入。
光の加減でしょうか、水色のきれいな色です。
硫黄臭がします。湯口付近では、大きく成長した湯花が沈んでいます。
◇内湯
窓が開け放たれていたので、外から観察。白濁硫黄臭。
宿泊客用で立ち寄りの場合利用不可なのが惜しいです。
<日光沢温泉神社ほか>